サイズやカラー等9犬種のスタンダード改正発表。JKC
2009年9月1日 7犬種 犬種標準改正施行
2010年7月1日 ダックスフンド、プードル 犬種標準改正施行
社団法人ジャパンケネルクラブは、「犬種標準(スタンダード)の改正について」を発表した。
2009年9月1日からは、マレンマ・シープドッグ、バセンジー、メキシカン・ヘアレス・ドッグ、タイ・リッジ・バック・ドッグ、ワイマラナー、ボルゾイ、サルーキの7犬種の犬種標準改正施行。ダックスフンドとプードルは周知期間を設け、2010年7月1日から施行する。
ダックスフンドのスタンダード、ミニチュア、カニーンヘン、プードルのスタンダード、トイ、ワイマラナーにサイズ変更有り。マレンマ・シープドッグは項目名変更と失格、バセンジーは頭部、タイ・リッジ・バック・ドッグは鼻、ボルゾイは失格、サルーキは重要な比率の内容に一部変更がある。
最も変更が多かったメキシカン・ヘアレス・ドッグは、一般外観や顎/歯、耳、皮膚、被毛、カラーでヘアレス・バラエティーとコーテッド・バラエティー、2つのバラエティーごとのスタンダードを追加。その為、序文や重大欠点などの項目追加と、14項目に文章追加、7項目に変更があった。
[ 犬種標準(スタンダード)の改正について ]
犬種名・犬種標準の改正点(*改正後の犬種標準を記載):
■ マレンマ・シープドッグ
項目名変更: 重大欠点(Severe Faults)、失格(Eliminating Faults)
変更: [失格(Eliminating Faults)]顎 アンダーショット
■ バセンジー
変更: [頭部]皺は仔犬の方が目立つが、シェードがないため、トライ・カラーのものは目立たない。
■ メキシカン・ヘアレス・ドッグ
項目追加: 序文、重大欠点
文章追加項目: 沿革、一般外貌、重要な比率、習性/性格、顔部、顎/歯、耳、尾、後脚、皮膚、被毛、カラー、欠点、失格
一部変更項目: 顎/歯、ボディ、尾、後脚、カラー、サイズ、失格
■ タイ・リッジ・バック・ドッグ
変更: [鼻]ブラックだが、毛色がブルーのものは明るい色でもよい。
■ ワイマラナー
変更: [サイズ]体高 牝:57~65cm (理想体高 59~63cm)
■ ボルゾイ
変更: [失格]毛色 ブラウン(チョコレート)やブルーの毛色(鼻と目縁の色素が全くなく、また、目の色も薄いもの)。
■ サルーキ
変更: [重要な比率]体長は、体高とほぼ等しい。ただし、この犬種は実際よりも体長が長く見える傾向がある。
■ ダックスフンド
追加: [重要な比率]体高:体長=10:17~18
= スタンダード =
追加: [サイズ]胸囲 35cm
変更: [サイズ]体重 9kg まで
= ミニチュア =
削除: [サイズ]体重
変更: [サイズ]生後 15 ヵ月を経過した時点で測定し、胸囲 30~35cmを理想とする。
= カニーンヘン =
削除: [サイズ]体重
変更: [サイズ]生後 15 ヵ月を経過した時点で測定し、胸囲 30cm 以下。
■ プードル
= スタンダード =
変更: [サイズ]45cm~60cm。+2cm まで許容される。
= トイ =
変更: [サイズ]24cm~28cm(理想は 25cm)。
追加: [サイズ]-1cm まで許容される。
・ 社団法人ジャパンケネルクラブ http://www.jkc.or.jp/
→ 犬種標準(スタンダード)の改正について