年々低下する狂犬病予防注射。長野で集合注射開始
2007年04月04日
2007年4月3日 狂犬病予防の集合注射 開始 長野県松本市
年々低下する狂犬病予防接種が問題となる中、長野県松本市で狂犬病予防接種の集合注射が始まった。
厚生労働省が発表する都道府県別犬の登録数と予防接種頭数では、2005年度(平成17年度)の登録頭数653万1381頭、全国平均の狂犬病予防接種率は74.0%。
昨年(2006年)、フィリピンからの帰国者2人が相次いで狂犬病を発症し、死亡した例があることから、一時はワクチン不足になるほど狂犬病と狂犬病の予防接種に対する関心は高まった。
しかし、狂犬病の予防接種率は年々低下しており、653万頭の登録犬に対してペットフード工業会が推計した飼育頭数は2005年で1306万8000頭と大きく差がみられ、室内飼いの犬が増えていることから未登録犬も増加していると考えられている。
このことから、世界保健機関(WHO)が定める国内感染の拡大を防ぐことができる最低接種率"70%以上"に対して、日本国内の狂犬病予防接種率は50%前後で、海外からウィルスが侵入し、国内で狂犬病の感染が発生すれば危険な状況であるとの見方もある。
そして、各地で狂犬病予防の啓発活動が進められる中、狂犬病予防接種率94.8%と全国で狂犬病予防接種率トップの長野県で、6月までの期間中、長野県内各市町村で行われる狂犬病予防の集合注射が松本市で始まった。
今回行われた狂犬病予防の集合注射には、おとなしい犬、おびえる犬などさまざまな種類の犬たちが一同に集まり、狂犬病予防のために予防注射を接種。
手際よく獣医師たちがそれぞれの犬たちに狂犬病の予防注射を接種していった。
松本市内では、今年(2007年)の狂犬病予防の集合注射を5月26日までの間に104の会場で行う。
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